カナヘビを畑に呼ぶには?草マルチで「隠れ家」をつくる自然農のコツ
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畑でカナヘビに会えると、それだけでちょっとうれしくなりませんか?
カナヘビは、野菜ではなく虫を食べる生き物です。
わたし(すら)は自然農で畑をしていますが、草マルチを敷いた畝の上では、カナヘビが走り回る姿をよく見かけます。
この記事では、カナヘビが畑にいるとどんないいことがあるのか、そして畑に来てもらうために何をしているのかをまとめます。

カナヘビは畑の味方|食べるのは虫だけ
カナヘビはトカゲの仲間で、日本の広い地域にいる身近な生き物です。
実は日本にしかいない生き物(日本固有種)でもあります。
食べるのは生きた小さな虫。コオロギやクモ、バッタ、イモムシ、ハエなどを食べます。
家で飼っているカナヘビは、アブラムシも食べます。
ただ、アブラムシはほとんど動かないので、目の前で気づかせてあげないと食べません。
カナヘビは動くものに反応してエサを見つけるので、畑のアブラムシをどんどん減らしてくれる、というのは期待しすぎかもしれません。
野菜をかじることはないので、畑にいても困ることはありません。
むしろ、野菜を食べる虫を食べてくれる「益虫」のような存在です。
とはいえ、カナヘビだけで虫の被害がなくなるわけではありません。
畑にいる生き物のひとつとして、ほかの虫や生き物と一緒にバランスをとってくれる、というくらいに考えています。
カナヘビを畑に呼ぶコツは「隠れ家」をつくること

カナヘビに来てもらうために、わたしがいちばん大事だと思っているのは草マルチです。
刈った草を捨てずに、畝の上に敷いておく方法です。
草の下は、カナヘビにとってちょうどいい場所になります。
- 夏の暑さや日差しをしのげる
- 鳥やヘビ、ネコなどの天敵から身を隠せる
- エサになる虫が集まってくる
実際、わたしの畑では、草マルチのない畝の上ではカナヘビをほとんど見かけません。草マルチを敷いた畝では、走り回る姿をよく見かけます。
ほかに気をつけていることは、次の3つです。
- 農薬を使わない:エサになる虫がいなくなってしまうため
- 草マルチを切らさない:草マルチは時間がたつと分解して薄くなるので、刈った草を上に足していく
- 枯れ葉や片付け前の株を急いで片付けない:小さなカナヘビが隠れていることがある
草刈りのときにカナヘビを傷つけないか心配になるかもしれませんが、カナヘビはとても素早い生き物です。
わたしは手で草を払いながら、まとめるように刈っているので、その気配でさっと逃げていきます。
枝や葉にいることもありますが、いきなり鎌で思いきり切ることはないので、危なかったことはほとんどありません。
枯れたきゅうりの葉から、ベビーカナヘビが出てきた

2026年の8月の終わり、きゅうりが終わって、後作のいんげんのつるをネットに絡ませていたときのことです。
枯れて少し巻いたきゅうりの葉の中から、ベビーカナヘビがひょこっと顔を出しました。
大きさは5cmくらい。思わず「か、かわいい😆」と声が出ました(笑)
少し涼しい時間に畑に行くと、あちこちからカサカサと音がします。
見ると、カエルやコオロギ、バッタ。
そしてカナヘビたち。
同じくらいの大きさのベビーカナヘビが、あちこち横切っていきます。
枯れた葉をすぐに片付けていたら、この子には会えなかったかもしれません。
「片付けすぎない」のも、生き物にとっては大事なことなんだと思いました。
このときの様子はアメブロに書いています。
カナヘビに会える季節
カナヘビが活動するのは、暖かい春から秋にかけて。
寒くなると冬眠に入るので、冬の畑ではまず見かけません。
わたしの畑では、ベビーカナヘビは初夏にも見かけますが、特に多いのは夏の終わりごろ。そこから秋が深まって、日中の最高気温が20℃を超えなくなってくると、ほとんど見かけなくなります。
あとは冬眠明けの春に、また会えるのを楽しみに待つ、というのが毎年の流れです。
畑で見かけたのがカナヘビなのかトカゲなのか、気になったときは図鑑があると便利です。子どもと一緒に観察するときにも役立ちます。
まとめ|草マルチは土と生き物、両方のため
草マルチは、土の乾燥を防いだり、草をおさえたりするためのものだと思われがちです。
でも、カナヘビやカエルなどの生き物の住みかにもなります。
- カナヘビは虫を食べる畑の味方で、野菜は食べない
- 呼ぶコツは、草マルチで隠れ家をつくること
- 農薬を使わず、草マルチを切らさず、枯れ葉を片付けすぎない
わたしがカナヘビを好きになったきっかけや、家で飼っているカナヘビの話はこちらに書いています。

