夏草と冬草とは?種類・見分け方と、抜かずに活かす自然農のコツ
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畑や庭に生えてくる雑草は、
大きく「夏草(なつくさ)」と「冬草(ふゆくさ)」に分けられます。
夏草は暖かい季節に、冬草は涼しい季節に育つ草のこと。
この違いを知っておくと、自然農で草とつきあうのがぐっとラクになります。
この記事では、夏草・冬草それぞれの代表的な種類と見分け方、
そして「抜かずに活かす」自然農のコツを、わたし(すら)の畑での実践もまじえてまとめました。
夏草とは?畑によく出る夏草の種類
夏草は、気温が上がる春の終わりから秋にかけてぐんぐん育つ草です。
背が高く伸びるものが多く、刈ってもすぐに再生します。
畑でよく見かける夏草には、こんなものがあります。
- ツユクサ
- メヒシバ
- エノコログサ(ネコジャラシ)
- オヒシバ
- スベリヒユ
冬草とは?畑によく出る冬草の種類
冬草は、秋から春先にかけての涼しい季節に育つ草です。
地面近くで低く広がるものが多く、寒い時期の畑の土を覆ってくれます。
代表的な冬草はこちらです。
- ハコベ
- ホトケノザ
- ナズナ
- オオイヌノフグリ
- カラスノエンドウ
夏草と冬草の違い・見分け方

見分けのポイントは「生える季節」と「育ち方」です。
暖かい時期に背高く伸びていれば夏草、
涼しい時期に地面近くで横に広がっていれば冬草、
と考えるとわかりやすいです。
季節をまたいで畑を見ていると、草の顔ぶれが入れ替わっていくのがよくわかります。
ここからは、
わたし(すら)の畑で実際にやってみた自然農の記録です。
7月の夏休み直前。
梅雨が明けて、畑はすっかり夏草が全開になっていました。
野菜が植わっていないところは、もうもしゃもしゃ。
それでも「これも草マルチにできる!」と前向きに向き合えるのが、自然農のいいところですw
とはいえ、
やっぱり草刈りは面倒なのも事実。
そこで今回は、その手間を少しでもラクにするために試した方法を紹介します。
雑草は夏草と冬草でわけて考える
種類や見分け方は先ほどまとめたとおりですが、草マルチとして活かすうえで大事なのは「草丈」と「アレロパシー」のちがいです。
夏草は背が高くぐんぐん伸びて、刈ってもすぐ再生する手ごわい相手。
メヒシバのように、まわりの植物の成長をおさえる物質(アレロパシー)を持つ草もあります。
いっぽう冬草は背が低くて成長もゆっくり。
しかも暑くなると自然に枯れていくので、野菜の邪魔になりにくく「残す」という選択ができます。
冬草を残してみる
この特徴から、冬草は野菜と共生できて、生きた草マルチとしても活用できるらしい。
そこで今年は夏野菜を植えるとき、苗のまわり(半径15cmくらい)以外の冬草をなるべく残してみました。冬草のないところには刈った草でマルチを、冬草が残っているところはそのままマルチ役を託す作戦です。
冬草がいつごろまで生き残るのかもわからないまま、とりあえず実践してみました。
梅雨も乗り越えて7月まで生き残る
冬草が一番よく残っていた、ピーマンの周りをご覧ください。

まだ梅雨も明けていない頃で、30度を超える日もあったのに、しっかり生き残っていてびっくり! 意外といけるみたいです。
しかも、夏草がほとんど見当たりません。
ゼロではないですが、夏草に多いイネ科の細い葉がほとんどいないのです。
それでいてピーマンは草負けすることなく、しっかり育って実もつけていました。
まさに、野菜と冬草が共生していた形です。
この写真を撮ったあとは、ピーマンが葉を伸ばした真下あたりだけ刈り取りました。
冬草、ついに枯れる
7月中旬は体調を崩し、畑に出られず、ようやく回復した7月下旬に行ってみると——

黄色っぽいのが枯れた冬草。青々としているのが夏草。
冬草はついに枯れていました。
でも1週間以上ほったらかしにしていたのに、夏草がきれいに抑えられていて、うまい具合に草マルチ化していました。
対照的に、冬草があまり生えていなかったところはイネ科の雑草がわしゃわしゃ。
こんなにもうまくいくのかと、とても驚きました。
冬草は刈らずに活用しよう
冬草が予想外に長生きで、
「本当にこのまま生やしっぱなしで大丈夫かな?」
と不安に思う時期もありました。
でも結果は、夏草の抑制と草刈りの手間を減らせて、そのまま草マルチにもなるという一石三鳥。
これは今後も大いに活用していこうと思います。
見分け・草マルチづくりに役立つ道具と本
もっといろいろな雑草を見分けたくなったら、写真の多い雑草図鑑が一冊あると便利です。名前がわかると、畑や散歩の景色がぐっと楽しくなります。
刈った草をそのまま草マルチにするなら、のこぎり鎌(ギザ刃の鎌)が一本あると作業がラク。ザクザク刈れて、自然農の草管理にぴったりです。

